やんばるの不動産会社日記

忘れた頃に当社にやってくる

プチブローカーのKさんの話・・・


　じゃまするよ、　だぁ　どう　忙しいか


　ああいらっしゃいませ、久しぶりですね元気ですか？


　だぁ灰皿あるか・・・　

よっこらせ・・・。



と

ヘビースモーカーのKさん

タバコをプカプカしながら

テーブルに着きます。


　いい土地があるから、紹介しようね。

はいこれコピーして


とシワシワの登記簿謄本と公図を紙袋から出します。



　　へぇー場所はどの辺りですか？　


　海が見えて最高の場所さ～、本土の方だったらすぐ買うよ～

だぁ

ゼンリンあるか


と

ゼンリンで大まかな場所を説明してもらいます。



そして

この後必ずこう言います。



この土地は地目は畑だけど農振地域外だからね

すぐ家も建てられるからね

水道も近くまできているから心配ない！

だぁ

謄本の中も見てごらん


なんの“がし” もないでしょ

心配せんでいい　うん！



　へぇ～～そうですか・・・　



と言いながらも頭のなかでは

“がし”　ってなに？

もしかして

瑕疵（かし）と言いたいのかな？

それに

Kさん

僕ユタじゃないので

謄本を見ただけでは、その物件に瑕疵があるのかないのか分からないんですけど・・・

と思いながらも

Kさんの話に耳を傾け聞いています。



本土の方では

ブローカーさんかなり減ってきているようですが

沖縄には

まだまだ沢山いますね



でも

Kさんかなり高齢です

大切に保護しないと絶滅して・・・・


健康に気をつけてくださいね。。。